自動車保険のプランを考えようにも、「どんな補償内容にしたらいいのか分からない!」という方は少なくありません。
補償プランを自分で考えるのは難しく、保険の代理店の中には、保険料を高くしようと不要な補償を勧めてくる場合も、残念ながら存在します。
そこで、契約者の環境とニーズに合わせたタイプ別補償プランを4つ用意しました。
- 標準独身プラン:補償&安さをバランス良く
- 超格安プラン:安さを追求した独身者向けプラン
- 標準家族プラン:補償&安さをバランス良く
- 万全家族プラン:あらゆる危険から家族を守る
それぞれのプランに特徴があり、実際に見積もりを取った保険料も記載しています。
この記事を読んでいただければ、自分にはどの補償がベストで、保険料はどれ位必要なのかを知ることに役立ちます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
【安い】タイプ別自動車保険プラン4選【補償】
それぞれのプラン毎に特徴がありますので、「自分が自動車保険に何を求めているか」「予算はどれくらいか」など、自分に本当に必要なのかどのプランかを考え、参考にしてみてください。
夫婦2人暮らしの場合は、独身プランの運転者範囲を本人&配偶者で利用するとオススメです。
プラン毎の契約者情報は
標準独身プラン&超格安プラン
契約者:30歳男性 1人暮らし
運転者限定:本人
乗用車:ダイハツ ミラ(軽)
免許&等級:ゴールド 14等級
標準家族プラン&万全家族プラン
契約者:45歳男性 家族4人暮らし
運転者限定:本人&配偶者
乗用車:プリウス 1.8S
免許&等級:ゴールド 20等級
になります。
なお、補償や特約についての説明を、万全家族プランの下にまとめました。分からない補償や特約があった場合はそちらをご参考下さい。
標準独身プラン:補償と安い保険料のバランスを取った1人暮らし基本プラン
最初に1人暮らしの方向けの補償プランを紹介します。
補償と安さのバランスが良い内容にしました。夫婦二人暮らしの場合は、このプランをベースに考えることをオススメします。
保険料:月額2,260円(年間27,120円)
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害:3,000万円(車内のみ補償)
車両保険:エコノミー型 保険金額30万円 免責0-10万円
弁護士費用特約(自動車のみ)
対物超過修理費用特約
標準独身プランは、一人暮らしをされている方が保険料を抑えつつ、しっかりした補償が欲しい場合にオススメしたいプランです。
無駄な補償を省きつつ、弁護士費用や車両保険など、守りたい所はカバーしています。筆者自身もこのプランで契約していますが、問題が起きたことはありません。
車両保険はエコノミー型ですので、当て逃げで保険が下りない点にはご注意ください。
また、自転車に乗られる場合は、個人賠償特約を付帯すると、1事故1億円まで補償しますのでオススメです。その場合の保険料は月額2,370円で、月々の支払いを110円プラスするだけで加入できます。
超格安プラン:補償は最低限に安さを追求した独身者向けの安いプラン
最低限の保証で、ひたすら安い保険料を追求した独身者向けのプランです。
保険料:月額1,620円(年間19,440円)
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害:3,000万円(車内のみ補償)
車両保険:無し
弁護士費用特約(自動車のみ)
対物超過修理費用
車両保険を無くし、余分なオプションをつけないことで保険料を抑えました。
月額1,000円台と、かなり保険料が安くなっています。
安い中古車を使っており、車両保険を利用しても保険金がほとんど下りない場合などにオススメです。
標準家族プラン:補償と安さをバランス良く設定した家族向け基本プラン
ここからは、家族向けの補償プランを紹介します。
標準家族プランは、補償と安さのバランスを取った、家族でお住まいの方向けの基本プランです。
保険料:月額3,010円(年間36,120円)
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害:3,000万円(車内+車外補償型)
車両保険:エコノミー型 保険金額75万円 免責0-10万円
弁護士費用特約(自動車+日常事故)
個人賠償特約
対物超過修理費用特約
ポイントとしては、人身傷害と弁護士費用の範囲を広げ、日常的な事故にも対応できるようにしました。
さらに個人賠償特約を付帯することで、自転車での事故やお店での商品破損など、自動車事故以外にも対応しています。
小さいお子様や、自転車に日常的に乗られる方がいるご家庭にオススメのプランです。
万全家族プラン:あらゆる危機から家族を守る、万能プラン
万全家族プランは、自動車事故を幅広くカバーしながら、日常的な事故にも対応した、どんな事故にも対応する万能プランです。
保険料:月額4,160円(年間49,920円)
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害:5,000万円(車内+車外補償型)
車両保険:一般型 保険金額75万円 免責0-10万円
弁護士費用特約(自動車+日常事故)
個人賠償特約
対物超過修理費用特約
車両保険を一般型にし、人身傷害を増額しました。
一般型にすることで、当て逃げや、電柱への衝突などの自損事故、動物との接触なども補償できるようになります。
その他のプランは標準家族プランと同じく、日常の幅広い事故を補償。ご家族も車もしっかり守りたい方へオススメのプランです。
補償内容&特約の解説
ここでは、上記補償プランで使用した補償と特約について解説します。
対人賠償
契約車両の事故により、他人をケガ・あるいは死亡させた場合に、相手方の治療費や慰謝料などを補償します。
この時の治療費や慰謝料は高額になりやすく、億単位になることも珍しくありませんので、賠償額は「無制限」にするのが一般的です。
一般的に相手方との示談交渉サービスも付帯しています。
対物賠償
契約車両の事故により、相手の車や壁、電柱、家など他人のモノを破損してしまい、損害賠償責任を負った場合に補償します。
対物賠償も賠償額が高額になりやすいので、「無制限」にするのが一般的です。
対物賠償も相手方との示談交渉サービスが付帯しています。
人身傷害
人身傷害は自分や同乗者がケガ・あるいは死亡した場合の治療費や休業損害などを補償します。
相手方との示談交渉を待たずに保険金が支払われるのが特徴です。
人身傷害には「車内のみ補償型」と「車内+車外補償型」の2種類があります。
「車内のみ補償型」は、契約車両に乗車中の事故のみを補償しますが、「車内+車外補償型」は契約車両乗車中以外にも、歩行中や自転車に乗車中の自動車事故も補償します。
車両保険
車両保険は契約車の修理費を補償します。
車両保険には一般的に「エコノミー型」と「一般型」の2種類があります。
エコノミー型は他自動車との衝突や盗難を補償します。
一般型はエコノミー型に加え、自損事故や当て逃げ、動物との接触など幅広い範囲を補償します。
一般型は広い補償範囲ですが、非常に高い保険料になってしまうのが特徴です。
保険料を減額したい場合は、高額な保険料の原因になりがちな車両保険から見直すのが一般的とされています。
弁護士費用特約
弁護士費用特約は、弁護士への相談費用などを補償する特約です。
自分に責任の無い「もらい事故」では、保険会社は示談することができません。
個人で示談を行うとトラブルになるケースが多い中、弁護士への依頼料を補償する弁護士費用特約は、家族全員が対象と活躍の機会が多く、必要な保険料も安い、ほぼ必須と言っても良い人気特約です。
弁護士費用特約は一般的に「自動車事故のみ」と「自動車+日常事故」の2種類があります。
「自動車事故のみ」は文字通り、自動車事故のみを補償。「自動車+日常事故」は自動車事故に加え、自動車事故以外の事故も補償します。
個人賠償特約
日常生活の事故で、加害者となった場合の損害賠償費用を広い範囲で補償する特約です。
家族全員に補償がおよび、自転車で他人にケガをさせたり、ペットが他人に噛みついた場合や、店舗の商品を破損してしまった場合などに補償します。
小さいお子様や、自転車に乗るご家族がいる場合は特にオススメできる特約です。
対物超過修理費用特約
対物賠償の、相手方の自動車への賠償は、「相手の車の価値」が限度になっています。
なので「無制限」と設定していても相手の車が古い場合などは、修理費が相手の車の価値を超えてしまい、全額補償できずトラブルになるケースが少なくありません。
この「対物超過修理費用特約」があると、「相手の自動車の価値+50万円」まで補償します。(50万円の部分は保険会社により異なるケースがあります。)
不要なトラブルを避けられるとして、自動付帯になっているケースも多い人気特約です。
自動車保険の安いタイプ別補償プランまとめ
無駄を省き必要な補償のみを選ぶと、安い保険料でも補償を手厚くすることは可能です。
今回のプランと保険料はあくまで例ですが、保険料と補償のバランスが取れたプランを選びました。あなたの自動車保険を検討する材料になれば幸いです。
迷った場合は、「標準」とついたプランがオススメです。
また、同じ補償プランで最安の保険会社を探すには各保険会社で見積もりを取る必要があります。
十数社ある保険会社から見積もりを取るのは大変ですが、自動車保険の一括見積もりを利用すれば、最大20社から見積もりを取ることが可能です。
初めてでも5分で利用でき、平均で30,000万円以上安くなったというデータも出ています。
以下の記事で画像付きで使い方を説明していますので、興味のある方はどうぞ
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